London Climate Action Weekとは?ロンドンで体感する気候変動アクションの最前線
London Climate Action Weekとは?
London Climate Action Week(LCAW)は、毎年6月にロンドンで開催される、世界最大級の気候変動イベントです。
2019年にスタートし、現在では世界中から政府関係者、企業、金融機関、研究者、スタートアップ、NGOなどが集まり、1週間を通じて数多くのイベントが開催されています。
特徴的なのは、1つの大きな会議ではないことです。
ロンドン市内の様々な場所で、同時多発的にパネルディスカッションやワークショップ、ネットワーキングイベントが開催され、それら全体を合わせてLCAWと呼びます。
気候変動という共通テーマのもと、多様な立場の人々が集まり、それぞれの専門分野から議論を深めています。

COPとの違い
気候変動と聞くと、多くの人はCOP(国連気候変動会議)を思い浮かべるかもしれません。
COPは各国政府による国際交渉の場です。
一方でLCAWでは、民間企業、金融機関、スタートアップ、投資家、開発金融機関(MDB・DFI)、大学・研究機関などが中心となり、「どうやって実際に脱炭素を進めるのか」について具体的な議論が行われます。
特に近年は、Climate Finance、Blended Finance、Capital Mobilisation、Nature Finance、Adaptation Finance、Energy Transitionなど、資金をどのように動かすかというテーマが非常に大きな割合を占めています。
なぜロンドンなのか
ロンドンは世界有数の金融センターです。
世界中の銀行、アセットマネージャー、保険会社だけでなく、多くの開発金融機関やシンクタンク、コンサルティング会社が拠点を置いています。
そのため、「気候変動」と「金融」を結び付ける議論が非常に活発です。LCAWでも、「気候変動対策には民間資本をどのように呼び込むか」という視点から、多くの議論が行われています。

気候変動対策は「お金」の話でもある
「気候変動」というと、環境保護や再生可能エネルギーをイメージする人が多いかもしれません。
しかし実際には、脱炭素社会を実現するためには莫大な投資が必要です。そのため現在では、「どのように民間資本を呼び込み、リスクを分担しながら投資を促進するか」という議論が世界中で行われています。
開発金融に関わっている私自身としても「金融は社会課題を解決するための重要な手段の1つ」であることを実感しています。
イベントの様子
奇しくも、今年のLCAWはちょうど欧州に熱波が到来したタイミングで行われました。イベント会場によっては(おそらく大部分は)エアコンなしのため、窓全開でイベントや会議を行うところもあり、なかなか耐え難いものがありました。

知人のうち1人はLondon Zooでイベントやるんだぁって言ってました笑
挙げ句の果てには、暑さが原因で電車のダイヤが大幅乱れ、予定通りに会場に辿り着けないということもあったそうです。
LCAWの参加者はイギリス国外からも飛んでくるので、大きなスーツケースを引っ張りながら会場にあらわれる参加者もいましたが、暑さによってヒースロー空港行きのエリザベスラインのキャンセルが続き、頼れるのはエアコンなしのピカデリーラインとなった時の絶望は想像するだけで項垂れます。。。

私が参加したイベントでは1つは窓全開の会場+屋上テラスでのレセプションでしたが、とても屋内には滞在できず、他方で屋上テラスは爽やかさに欠け、集中してネットワーキングできませんでした笑
もう1つはエアコンありの会議室での会議で、こちらはすこぶる快適で頭がフル回転しました笑
暑すぎるとコンディションが激下がりするなぁと感じたLCAWでした。

