秋termを振り返る

約2年間のストレスフルな受験生活を脱して、ようやく始まったMBAcandidateとしてのロンドン生活。
MBAでは同級生と切磋琢磨して、しっかりビジネスを学んで、クラブ活動して、就活もして、授業の合間には同級生とオシャレカフェでも行っちゃおう♪
な~んて薔薇色のMBA学生生活を想像していたけれども、現実は想像以上に忙しくハードモードな生活を送ることになりました笑
「MBAは社会人の夏休み」
ちょっと…なんてことを言うのさ。私に言わせてみれば、少なくともイギリスの一年制のMBAで真面目に学びを得たいなら恐らくそれは夏休みじゃないぞ。
私にそう思わせたMBAの秋term(2024年8月~12月)を、このタイミングで振り返ります。
はじめましてのオリエンテーション
この2週間については、いわばMBAのハネムーン期間です。同期生の顔と名前を覚えつつ、仕事人の生活から学生生活にギアチェンジするための助走期間でした。入学前に課せられていた事前課題(計100時間分!!)の残りを消化しつつ、特にイギリスに到着したばかりの学生は日夜買い物に走ったり荷解きをしたり…生活基盤を整える時間でした。
と言っても、基本的には終日何かしらのプログラムで2週間のスケジュールがフルに埋まっていたので、私自身は学校から帰宅した後は家事もそこそこに翌日の準備をして気絶するように就寝するといった生活を送っていました。


コア科目の第1クール
上記の比較的穏やかな期間が終了すると、いよいよコア科目の授業が始まりました。
それぞれの科目で予習復習をしっかりやっていきたいと最初こそ息巻いていましたが、授業の頻度が高く、すぐにとてもじゃないけど授業前後の予習復習が追い付かない状態に陥りました。
(イメージでは4つのコア科目のうちの2つが毎日交互に行われるのですが、各科目の事前熟読資料が多く、予習するだけで精一杯…とても復習ができる状態ではありませんでした!)
ここで大活躍したのがChatGPTをはじめとするAIのサービスの皆さんです。流石にエッセイなどのライティング課題では使いませんでしたが(英語の文法チェック以外には使用せず)、上記の大量の熟読課題については先に要点をまとめるために積極的に活用しました。

ChatGPTが世に出る前のMBAでは、どのように諸先輩方がサバイブされていたのか…純粋にすごいとしか言いようがないっす。
なお、下記第1クールに取り組んだコア科目です:
- Business Analytics
- Managerial Finance and Accounting
- Innovation and Entrepreneurship
- Organizational Behavior

コア科目の第2クール
Business Analyticsを除く3科目が2ヶ月ほどで終了し、息つく暇なく第2クールに突入しました。この期間では12月上旬までの約2ヶ月間で下記の4科目を履修しました:
- Business Analytics(続)
- Corporate Finance 1
- Managerial Economics
- Strategy
第1クールとは雰囲気ががらりと変わり、よりアカデミックな側面が強くなりました。特にCorporate Finance 1について言えば、金融バックグラウンドがある私でも即座に理解できるものではなく、連日遅くまで同期生と膝を突き合わせて課題に向き合っていました。またこの期間中にはStudy Groupごとにプレゼンをする機会も頻繁にあり、まさに入学前に想像していたMBAの授業でした。

うさこはプレゼン技術を磨きたいって言ってたもんね♪

期末試験で悶絶
(体感としては)超特急で第2クールのコア科目を終え、ハラハラの1週間の試験期間を迎えました。
試験があるのは、Managerial Finance and Accounting, Managerial Economics, Corporate Finance 1の3科目のみでしたが、短い設問に対して、適宜実例を用いながら自由回答することで得点を稼いでいく方式のため、与えられている2時間をMaxで使って記述回答を行いました。
正直2時間の試験時間をMaxで使っても100%回答できたとは思っておらず、いずれの科目についても「もっと時間が欲しかった!」と感じるところです。

なお、試験週間に先立って1週間の試験対策期間が設けられましたが、久しぶりの試験対策(TOEFL,IELTS,GMAT,GRE以来…笑)ということで、タイムマネジメントがなかなか難しく、毎日10時間以上机に向かっていたため、同じ空間で勉強する友と「肩が凝ったわ」「腰が痛いわ」「腹が減ったわ」などとぼやきながら頑張りました。


ちゃんと勉強してたな。えらいぞ。
なお、気になる試験結果はまだ発表されていません。
試験終了後はそのままクリスマス休暇に突入し、ロンドンの煌びやかなクリスマス風景を眺めながら、「あぁ、このまま何の成績も発表せず静かに闇に葬って欲しい」…なんて考えていました笑

なお、1月後半に成績が開示され、無事すべてパスしていたことが分かり、今や実にハッピーに過ごしております♪


学食のこのコロッケカレーを何回食べたことか…
夜遅くなると残りメニューが徐々に減るのですが、大体コロッケカレーはいつもありました笑
秋termを終えた今 感じること
上記はアカデミックについて主に振り返りましたが、秋termでは他にも色々と活動していました。例えば、来たる就職活動に向けてエレベーターピッチを鍛えるセッションや業界別のネットワークイベントに参加したり、1週間をかけてイノベーションについて真剣に考えたり、個人的に初のビジネスコンペに参戦したり、Japan Nightを企画・実行などしました。


また、その日の授業が終われば友とラーメンを食べに行ったり、最寄りのパブでワイワイお酒を飲んだり…。
多方面で、大充実した秋termでした。
今振り返ってみても、「辛い・苦しい」といった感想は確かにあったと思いますがすべてが一瞬に感じられて、今の時点で全てが楽しい経験だったと思えるようになっています。

さて。
クリスマス休暇が終わって春termが始まり、ここから先はアカデミックと並行してキャリア開発・就職活動にも注力していくことになります。
きっと秋termと同じ具合、いえ…それ以上にストレスフルになると思われますが、きっとうまく乗り超えられる…今はそんな気がしています☆
