オリエンテーション期間~盛り沢山の2週間~
前回、MBAプログラムの開始に差し迫って期待・不安など思うところを書いてみましたが、あれからあっという間に2週間ほどが経過しました。
当校では進学した日からおよそ2週間はオリエンテーション期間が設けられ、新入生はこの期間中にこれから1年間共に学ぶ同期生との仲を深めながら、プログラムの今後の予定、課外活動、就活支援などについて必要な情報を得ていきます。
この2週間、うさこは毎朝早かったね。しかも夜も帰ってくるの遅かったね。大変だろうけど、とても楽しそうに見えたよ!
オリエンテーションは基本的にはメインキャンパスであるSouth Kensingtonで行われましたが、内容によっては別のキャンパスや少し遠くに遠征もしました。内容の濃い毎日でしたが、楽しかった記憶が薄れないうちに、以下にハイライトをまとめておきたいと思います。
Welcome Day
まずは、ビジネススクールからの温かい歓迎を。当校ではMBAプログラムだけではなく、例えばBusiness AnalyticsやClimate Challenge, Management & Financeなどの14のマスタープログラムがあります。Welcome Dayでは、これらのビジネススクールマスターが一堂に会し、専攻の垣根を取り払って積極的に交流しました。
MBAプログラムのみにこれまで集中していた私としては、当校のマスタープログラムの充実度に驚きました。MBA(フルタイム)同期生は平均して6年の職歴があるため何となく大人っぽい印象がありますが、他のマスタープログラムは全体的に平均年齢が若く、エネルギッシュでキラキラした印象を受けました。
一部の選択授業(Electives)やクラブなどではMBA以外のマスター学生と一緒に活動することもあるようなので、ここから1年を通して関わって行く機会が多々ありそうです。
彼らに要所要所でエネルギーを分けてもらわねば…と切実に思った次第です。
キャリアコンサルテーションへ
MBAプログラム修了後のキャリアをどうするかは、学生にとって大きな課題となります。
しかし、そこは流石ビジネススクール。当校では、学生が卒業後により一層充実したキャリアを築けるようにすべく、学生ひとりひとりに対して専属キャリアコンサルタントを配置し、各人のキャリアパスの模索・相談そしてインタビュー対策に至るまできめの細かいサポートを受けられる環境が整っています。
キャリアコンサルタントとの面談頻度は自由に設定できるので、おそらく私は学業の合間を縫って頻繁にコンサルタントに駆け込む気がします笑
なお、ふと同期生の様子を見てみると、進学時点では、セクターを変えずにキャリアアップしたい人5割、セクター/ロケーションを大きく変えてキャリアチェンジしたい人4割、起業したい人1割といったところのようです!
Module/Electiveへの導入
MBA学生の時間の大半はModule及びElectiveという日々の授業が占めることになります。法学部の学生だった大学時代は、学術的内容の講義を沢山受けた記憶がありますが、ビジネススクールでは、ビジネスを俯瞰して見る力をつけるために授業内容は実務的なものが多い印象です。
たとえば秋タームでは、Business Analytics、Organization Behaviour、Finance&Accounting、Innovation &Entrepreneurshipなどビジネスに携わっていく上では欠かせない要素を扱っています。(少なくとも私が)これまで履修してきた大学講義とは内容が大きく異なり非常に新鮮に感じています。
これまでの社会人経験を通して実務上触れてきたものを、より丁寧に分析的に学んでいくことは理解を深める上で良いプロセスだと実感しています!
オリエンテーション期間中には、一部の授業内容のハイライトに触れる特別講義もあり、私自身を含め久しく教育機関で授業を受けていないMBA生にとっては、これらの特別講義はこれから始まる学生生活の良いウォームアップになりました笑
Study Group‼
オリエンテーションも終盤に差しかかると、漸く同期生の顔と名前が一致し、自然にコミュニーションが取れるようになってきます。
そのちょうど良いタイミングで、待ちに待ったStudy Groupが発表されました。当校では、およそ半年間にわたりこのStudy Groupのメンバーと特に密に連携して、各Moduleのグループ課題に取り組むことになっています。Study Groupは、各人の国籍・職歴などを勘案し、ダイバーシティが確保されるように工夫されており、私のStudy Groupメンバーの出身国はアメリカ・インド・インドネシア・コロンビア・日本で構成されており、職歴としては会計士・医学研究者・自営業・銀行員…と多様性に富んでいます。
各人の得意不得意を把握し、丁寧な相互理解と助け合いが欠かせません。
Study Groupによっては毎週●曜日に集まって話す…といったルールを設けているところもあるようですが、私のGroupは「臨機応変に必要に応じて集まろう~」といった方針で、今時点では非常にのほほんとしています笑
FTMBAでチームアップを目指すっ‼
2週間のオリエンテーションの仕上げは、自然豊かな環境で行われました。気持ち良い青空の下で、主にStudy Groupメンバーと協力しながらロッククライミングやクイズなど全身を使うアクティビティにチャレンジすることを通して、同期生全体のチームアップを目指しました。
終日のアクティビティかつ日頃使わない体力を使ったこともあり、恥ずかしながらこの日は大変クタクタになり、翌日が休みであることを幸いに泥のように寝ました笑
ですがそのお陰で、体力や粘り強さ、思いやりといった同期生の新しい一面が見られたような気がします。
…あはは。翌日、全身筋肉痛になったよ。
あぁ…だから土日は歩くのが遅かったんだね(察し)
MBAを切り抜ける上で体力は大事ってことだね!
うさこジム行くよっつ!
本格開始までのカウントダウン
というわけで、身体の節々の痛みと共に2週間オリエンテーションが無事に終了しました。この期間を通して、私自身が今後1年間をどのように過ごしていきたいかを改めて考えることができましたし、何よりも同期生と距離を縮められている嬉しい実感がありました。
…しかし翌週からはMBA授業が本格的に開始されるわけで。
土日には既に大量のリーディング課題が出ていて程なくして苦しむことになるのですが、それはまた別のお話です笑