進学直前・直後のつぶやき
今年5月に合格を頂いてから3ヶ月ほどが経ち、体感としては、進学先が決定してからは時間が経つのがあっという間でした。
ずっとやってきたことに一つの区切りがつき、ほっと肩の力が抜けたことは覚えています。が、実はそれは一瞬で、まもなくして100時間超の事前課題がどっさり渡されたり、学生ビザ発行の手続きをしたり、パスポートが手元にあるうちに急いで旅行へ行ったり…やるべきことはたくさんありました。
いよいよMBA開始…と、現実味が増してきたので、受験期間中の投稿はまだ途中ですが、ここで少し気持ちの整理も兼ねて、文字にしてみたいと思います。
不安<ワクワク
入学までもうちょっとだね。ねぇ、今どんな心境?
そうねぇ。不安3:ワクワク7くらいかな。
MBA受験・進学は自分で決めたことですが、いざ目の前にするとちょっと不安になりますね。「勉強について行けるかしら?」「同期生と仲良くできるかな?」「グループワークとかちゃんと貢献できるかな?」等の不安感がちょっぴり押し寄せてくる感じですね笑
でも、MBA開始を控えた私のなかでは、ワクワク感が不安を上回るんです。おそらくその理由は、「ちゃんと合格した!」という事実があることと、何よりも、事前に同期生の大多数と繋がり、積極的にイベントに参加したり、直接会ってカフェやパブで話し込み、少しずつでも同期生のことを知っていたことが大きいと思うのです。
(いざ授業を受け始めたら印象は変わるかもしれませんが笑)同期生の印象は、皆が皆「いい人」なのです。国籍などの背景は異なりますが、常に周りに関心を持っていて好意的ですし、MBAを通して得たいもの・将来へのビジョンを積極的に共有してくれます。まさに「やる気に満ち」たポジティブオーラがある人達なのです。
このような同期生と1年間一緒に過ごせることに、ワクワクしないわけがないのです♪
…うさこぉ。頑張ってよかったね泣
Class of 2025の日本代表として
私が入学したClass of 2025は、学生数78人・異なる26ヵ国出身者で構成されます。流石STEM大学と言われるだけあって、エンジニアリングや化学など理系科目を大学時代に専攻した人が多いですが、社会人としては金融系・コンサル系・IT系で経験を積んできた大部分を占めています。
当然に皆、自身の同期生がどの国・どの産業の出身者なのか関心があり、初対面の相手には簡単に自己紹介をする流れになります。
自己紹介を通して、私が日本・東京から来たと知ると、十中八九、非常に好意的な反応が返ってきます。
「絶対に行きたい国No.1」「日本人は思いやりがあって美しい!」「春に旅行したんだけどすべてに感動したの!」「日本人と一緒に働きたい!」「日本のラーメンが好き!ロンドンで食べれるベストラーメンはどこぞ??」などなど…。
正直とても嬉しい反応で、すこし照れくさい気持ちになります。同時に、日本人であることを誇りに思うわけです。すべては日本の先人・諸先輩が、「日本は素晴らしい国」だと思って貰えるくらいに努力を重ねてこられた成果なのだと、改めて感謝の気持ちが湧いてくるのです。
これから、私と私の日本人同期生達は、Class of 2025において日本を代表する存在になります。日本が世界に誇れる企業はいくつもありますし、また創業から100年以上経って今日まで経営を継続している企業のうち約半数が日本にあると言われています。しかし一方で、世界における日本の存在感や少子高齢化の進行、経済的成長の鈍化等、複雑な問題・課題も沢山あります。私達が幅広い分野において意見を求められることは、容易に想像できます。
いざ意見を求められたときに、正確な情報・理解をしたうえで、しっかりと自身の考えを伝えられるように努めていきたいと思います。母国を外から客観的に見て・考えて・伝えることは今後もずっと必要になりますので、丁寧に取り組んでいきたいと思います。
目標を見据える
さて、進学して初めの数週間は、本格的にMBAプログラムが開始されるまでの助走期間になります。同プログラムの年間スケジュールに関する詳細説明やMBA生の委員会、クラブ活動の紹介を受けたり、同級生と会って対話を深めたり、卒業後のキャリア形成に向けて具体的に動き出したり…と充実した学生生活を送るための大切な期間になります。
これが終わると、いよいよ朝から夜まで授業や課外活動が入るようになります。学校関係者や卒業生と話したところ、皆口を揃えて「1年間なんてあっという間だから」というのです。
ふむ、ここは気を引き締めていかねばなりません。
MBA学生である間に、私がやりたいこと・チャレンジしたいことはたくさんあります。例えば…
- コンペティションに参加したい
- リーダーシップロールにチャレンジしたい
- ボランティアを続けたい
- 新しい言語学習に取り組みたい
- このブログを続けたい 等々
MBA修了後の目標である「なりたい自分像」を実現するためには、現時点において、上記はどれも必要なピースです。
「なりたい自分像」は、在学中にもしかしたら変化するかも知れません。同期生から影響を受けたり、私の考え方を根本的に変える出来事が起こるかも知れません。その時には、真摯に変化を受け止め、そのうえでやりたいこと・チャレンジしたいことの優先順位を見直すようになると思います。
…なんだか、抽象的なことですね。
まぁ、何が起こるか分からない今日この頃ですが、変化を恐れず、目の前のことに向き合い、そして何より「楽しむ」1年にしたいと今は思っています。