MBA奮闘記

留学エージェント

usako0606

真っ先に駆け込んだ先

MBA受験が決まって、私が真っ先に探したのは留学エージェントでした。とにかく英国MBAに関する情報がなく、何から手を付けてよいかも分からない状態だったので、初歩的なところから情報収集をしたいと思い、偶然にもアクセスが良かった東京のSI▶UK(以下SIUK)に飛び込みました。

外部リンクへ
SIUK webpage
SIUK webpage

後に知ったことですが、こちらの留学エージェントは日本で活動されている2大留学エージェントの1つのようです。社名にもある通り、UK(およびスコットランド)への留学に特化したエージェントサービスを行っているので、英国留学に関する幅広い情報を持っています。

また、英国留学といっても大学院(修士課程)のみではなく、大学(学士過程)やファウンデーションコース・プレマスターコース(大学・大学院進学準備コース)などの留学もあり、SIUKではこれらに関する情報提供とコンサルティングが可能です。更に、私はお世話にはなりませんでしたが、IELTS対策も行っているようです。

MBA出願サービス

SIUKは留学目的に合わせたサービスを幅広く提供していますが、ここでは私がお世話になったMBA出願サービスについて紹介します。

サービス内容(一部省略)

  • 学校・コース紹介
  • 志望動機書・履歴書・推薦状の英文添削
  • 出願書類サンプル集の閲覧
  • 願書記入代行
  • インタビュー対策
  • 大学との連絡代行 
  • 学生ビザ申請サポート 他

学校調査サポート

コンサルタントの方とお話ししながら、MBAプログラムを提供している英国の学校を探しました。

このタイミングで、参考にすべき大学のランキングサイトQS Top UniversitiesFinancial Times Business School Rankingや、Triple Accreditation(トリプルクラウン校)といった言葉を教えてもらいました。

QS Top UniversitiesからGlobal MBA rankingを検索した画面
うさこ
うさこ

気になるビジネススクールのランキングはこちらをご参照ください。

合わせて読みたい
QS Top Universities webpage
QS Top Universities webpage

私は、ロンドン市内のビジネススクールに絞って受験したいと思っていたので、コンサルタントにその要望を伝え、ロンドン市内から毎日の通学が可能な学校をリストアップしてもらいました。加えて、それらの学校の特徴やポストMBAの就職率の高さについても情報集約をお願いしたので、非常に効率よく志望ビジネススクールを厳選することができました。

トリプルクラウン校とは

2024年現在、世界には10,000を超えるビジネススクールがあります。そうなると重要になってくるのはMBA教育の質の確保です。これを客観的にも分かりやすく示すために、マネジメント教育の品質を評価する国際的な第三者認証機関があります。主な認証機関は次の3つです:

  • AACSB
  • AMBA
  • EQUIS

上記すべての認証を取得しているビジネススクールがトリプルクラウン校と呼ばれ、質の高い教育が受けられる学校として明示されるわけです。トリプルクラウン校に認定されているビジネススクールは約120校ほどしかなく、全体のたった1%ほどしかありません。

なお、日本では名古屋商科大学ビジネススクールが国内で唯一のトリプルクラウン校となっています。

合同説明会

SIUKは英国の大学を日本に招き、合同説明会も開催しています。

私も、勉強の息抜きも兼ねて一度参加しました。私が参加した合同説明会は、特段ビジネススクールに特化したものでなかったため、参加者全体の年齢層が若め(大学生や高校生が大半)だったと記憶しています。しかし、出展している大学はMBAではなくてもビジネス系・マネジメント系のマスターコースを提供しているところが多かったため、そのあたりの話を聞くことができました。

開発学の名門として有名なUniversity of Sussex (サセックス大学)もMBAプログラムを提供していることは、大変興味深かったです。

外部リンクへ
University of Sussex MBA webpage
University of Sussex MBA webpage
うさこ
うさこ

約70校ほどの学校が出展しており、合同就職説明会のようでした。予め話を聞きたい学校をピックアップして面談予約をすることができたので、効率的に情報収集ができました。

…と同時に、こんなに留学希望者がいるんだ、と内心驚きました。

結局、留学エージェントって必要?

私の所感になりますが、必ずしも必要ではありません。

英国留学を検討し始めた早期段階であれば、状況を整理し、その後のプランを立てる上で、留学エージェントは役に立つと思います。

どのような目的の留学にするのか、どの大学が自分に合っているのかなど、自分の中でまだ留学に関する不確定要素が多い状況であれば、多くの選択肢を提示してもらいながら、じっくりとコンサルティングで相談することができます。

特にSIUKは、英国留学について日本における公式出願窓口となっています。このため、同社は留学希望者に代わって大学側とコミュニケーションを取ることができるため、心強いサービスだと思います。志望動機書などの提出書類やインタビュー対策にも一貫して対応しているので、この点も頼りにできます。

さらに、留学直前には学生ビザ取得のサポートを受けることもできるので、非常に忙しいこの時期には、まさにかゆいところに手が届くサービスだと思います。

一方、「自分は●●ビジネススクールのMBAを受験することを決めている」場合にはおそらく、学校調査を行う意味では、留学エージェントのサポートは特段必要ないと考えています。

明確に志望校とMBAプログラムが決まっている場合には、すぐに取り掛かるべき課題があるからです。

まず、一部のトップビジネススクールのMBAプログラムでは、語学試験の結果以外にも、GMATまたはGREを受験してスコアを提出する必要がありますが、SIUKは(2022年7月時点では)これに対するサービスを提供していません。

加えて、MBAプログラムへの出願にあたって提出する志望動機書などの書類やインタビュー対策にはMBAプログラムならではの入念な準備をする必要があります。

MBA留学では上記のことも考慮して、適宜、MBA受験対策に特化した予備校や専門コンサルタントを起用する必要があるのです。

うさこ
うさこ

私はSIUKに相談したことで、MBAについて何もわからなかった状態から、ある程度の道筋を作ることができました。

ABOUT ME
うさこ
うさこ
七転八倒するMBA駐妻
メガバンクと国際金融機関でファイナンス・オフィサーに従事した後、夫の英国赴任に帯同。
キャリアアップへの闘志を燃やし、トップビジネススクール進学に向けて大奮闘。 2024年秋からImperial College Business Schoolへ進学。
最近は何気におしゃれに気を使い始めた30代の駐妻。
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