フランス

美術と歴史に浸るフランス滞在

usako0606

勢いで実現してしまった私のフランス・パリへのど短期語学留学。勢いでやってきたとはいえ、フランス語の世界にどっぷりと身を置くことで、毎日がとても刺激的でした。

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滞在した2週間のうちの平日は語学学校(LSI)でフランス語と格闘し、最初の数日はヘロヘロになっていました‥‥しかし…その後私は、とんでもない贅沢を見つけてしまったのです。

お散歩がてらルーブル美術館へ

語学学校がパリ市の中心部にあることで、基本的にどこに行くにもアクセスが良好でした。私は地下鉄ではなくパリ市内を毎日よく歩いていたのですが、測ってみたら、語学学校からなんとあのルーブル美術館までわずか徒歩20分で到着できるという近さでした。

ルーブル美術館は世界最大級。古代エジプトからルネサンス、19世紀絵画まで、展示されている作品数はどれだけ時間をかけても観きれないほどあります。というわけで、パリ滞在中はできるだけルーブル美術館に通い、存分に美術を吸収することに決めました。

毎日ベースで美術館に行くとして、年パスのようなお得なものがないかを調べてみたところ…ありました。Amis du Louvre(ルーヴル友の会)という名の1年間のメンバーパスが。

Amis du Louvre(ルーブル友の会)とは

ルーブル友の会は、1897年に創設された歴史ある会員団体で、Musée du Louvre(ルーヴル美術館)を支える民間のサポーター組織のようです。

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この組織が発行しているメンバーパスは上記のリンクからオンラインで購入することができ、スマホアプリ上で会員証を手に入れることができます。この会員証を提示することで、以下のようなメリットを受けることができます。

  • ルーブル美術館への入場が「無制限かつ予約不要」
  • 会員専用入り口から優先入場
  • ミュージアムショップやカフェなどでの各種割引や優待
  • パリ市内の他の美術館や施設

上記2点だけでも、十分に魅力的です。ルーブル美術館と言ったら、事前予約が必須で、それでも館内に入るには長蛇の列に並ばないとならないイメージでした。しかし、このメンバーパスを手に入れることで、予約や待ちから完全に解消されます。

そして気になるお値段ですが、大人用メンバーパスは95€/人です。パス無しの大人入場料が20€くらいなので、1年間の間に5回入場すればおつりがきてしまうとてもお得なパスです。

ねこ氏
ねこ氏

さらにお得なのは、26-29歳の入会費は45€/人です。パリが好きで何度も旅行する若い人や美術系学生にとっては、非常に有意義なパスだと思うの。

この魔法のメンバーパスを手に入れた私は、「今日はこの一角を観よう」とか「今日は宗教画のみを観よう」とか「話題のこの作品を探してみよう」と、比較的気軽な気持ちで日々ルーブル美術館に通うようにしました。

(うさこ的)ルーブル美術館の見どころ

ルーブル美術館といえば、『モナリザ』。私もこの滞在中に何度か観に行きましたが、『モナリザ』の展示スペースはいつ行っても、ものすごい人でごった返していました。警備員の配置人数も多いですし、皆がカメラを構えていて、大人気です。ミュージアムショップもモナリザ関連グッズが多い印象を受けました。

しかし、ルーブル美術館には『モナリザ』以外にも目玉の作品が無数に所蔵されています。私の偏った楽しみ方になりますが、(自分の記録も兼ねて)以下個人的な見どころをピックアップしてみました。

『ナポレオンの戴冠式』ダヴィッド(発見難易度

ナポレオン1世が皇帝として即位した式典を描く壁一面の大作です。ナポレオンが自ら皇后ジョゼフィーヌに冠を授ける様子を描いており「教皇に任せず自ら行う=権威の逆転」の表しています。

『民衆を導く自由の女神』ドラクロワ(発見難易度

フランス革命の象徴とも言える名画です。女性は「自由の女神」ではなく、自由そのものの擬人像として描かれ、赤・白・青の旗を掲げる姿は圧巻です。ルーブル美術館の中で、私が最も鳥肌が立つ作品です。

『ジャンヌ・ダルク』Ingres(発見難易度

百年戦争でフランス軍を率いた国民的ヒロイン、ジャンヌ・ダルクを描いた作品です。
神々しさと凛とした強さが共存しているようです。大きな部屋の片隅にひっそりと展示されています。

『バベルの塔』Lucas van Valckenborch(発見難易度

壁際にある小さな展示室にひっそりと飾られていますが、見つけた時は驚きました。こちらの『バベルの塔』は小バベルですが、細部までみっちりと描かれています。

『いかさま師』ら・トゥール(発見難易度

カードを隠す手の緊張感、視線の探り合い…この1枚から見れる情報量が多く物語があるように思えてしまいます。ほぼ無人のこの部屋に、非常に有名な作品を見つけてしまい驚きました。

うさこ
うさこ

…などなど。盛沢山すぎて、体力の続く限り何時間での滞在したくなる空間です。実際、美術を専攻している私の友人は8時間滞在したそうです笑

さて、ここまで書いてみて、なかなかに長くなりましたので、パリ市歴史博物館については、別の記事で書きたいと思います。

なんたって、ここでも素晴らしい作品と出会えるからです。

旦那氏
旦那氏

この美術館巡りのスケジュール…

僕はついていけません。

ABOUT ME
うさこ
うさこ
七転八倒するMBA駐妻
メガバンクと国際金融機関でファイナンス・オフィサーに従事した後、夫の英国赴任に帯同。
キャリアアップへの闘志を燃やし、トップビジネススクール進学に向けて大奮闘。 2024年秋からImperial College Business Schoolへ進学。
最近は何気におしゃれに気を使い始めた30代の駐妻。
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